ストレスフルな時こそ、自分自身のセルフケアを
2022/05/01
動物病院では、春の予防シーズンに突入しましたね。
また、新入社員を迎える時期も重なり、毎日忙しい日々を送られているのではないではないでしょうか?
動物の医療やケアに関わる皆さんだからこそ、動物やご家族のケアだけでなく、ぜひご自身のことも大切にしていただきたいと思います。
今回は、少しご自身の感じる「ストレス」について、理解を深めていただきたいと思います。
目次
自分の状態に関心を向ける
ストレスマネジメント
忙しい毎日を送っていると、自分の状態に関心を向ける余裕を無くしてしまっていることが少なくありません。なんとなく、「ストレスがたまる」と感じていても、それによって自分にどのような変化が生じているのか、どのようなことから身を守ろうとしているサインなのかを意識する間も無く、日々流されていることが多いのではないでしょうか?
自分のストレスを整理する
ストレスとは何か
そもそも、「ストレス」とは何でしょうか?
ストレスとは、「ある刺激に対して心身に生じる反応状態」のことを言います。よって、ストレスには良いストレスと悪いストレスがあります。例に挙げたように、スポーツ観戦をして喜ぶという、嬉しいストレスも心の負荷になっています。ストレスとは本来、それ自体は悪いものではなく、適度なストレスは生き生きとした活動に必要なものなのです。
ストレスに対処するためには、自身が何にストレスを感じているのか知ることから始めます。一見喜ばしいことのように思え得る事柄でも、変化というのは心の負担になります。また、小さなストレスも積み重なると大きなストレスになります。
ストレスを意識する
自分に合った向き合い方
まずは、ストレスを理解するためには、自分自身に向き合うことから始まります。
自分との向き合い方も、人それぞれです。
「どのように向き合っていいかわからない」というかたは、「自分で意識する」ことからはじめてみてはどうでしょうか?
取り組みやすいのは、仰向けになって身体の力を抜き、軽く目を閉じて、ゆっくりと自分の状態を確認していくことです。「指先はどうか」「首や肩はどうか」「足先はどうか」気にしてみると、力を抜いたつもりでも、意外と力が入っていたり、力を抜こうにも意外と抜けなかったりするものではないでしょうか?
私の場合は、「とにかく寝ることを体が欲する」「考えがまとまらない」「食事を楽しむ時間がない」というのは、自分が感じているストレスの現れだと意識しています。勿論、単純に忙しいという身体の疲れのこともありますが、精神的に疲れていないか、自分に問うこともあります。
ストレスの対処法を多くもつ
ストレスマネジメント
ストレスへの対処法は、ストレスを溜めないことが何より大切です。
そのためには、①ストレス要因から逃げる、②人に話をきいてもらうことがお勧めです。
日頃から自分に合ったストレス対処法を知っておくことで、心の健康を維持しましょう。
親しい人たちと交流する
Interection of people
友人や知人と話をすることで、不安やイライラした気持ちが整理されて、自ずと解決策が見えたりアドバイスがもらえるなど、自分にはなかった視点に気づくことができます。
笑う
Laugh
笑いによって、自律神経のバランスを整えたり、免疫力を正常化させたりする効果もあります。日常生活に笑いを取り入れましょう。
仕事から離れた趣味・時間を持つ
Hobby
趣味を持つことは、大切です。仕事のこと、また他のストレスから趣味に打ち込むことで、脳が解放されます。また、趣味を介した仕事とは関係のない人との交流は、新たな人間関係を海、生活の幅を広げることにも繋がります。
また、一人になる時間というのも大切です。
ひとりで過ごすことで、考えが整理されたり、心や体を休めることができます。
まとめ
ストレスマネジメント
日々のストレスから一気に解放されるのは難しいかもしれません。しかし、自身がストレスの要因に気付き、対処することは可能です。ストレスは発散するものではなく、管理するもの、管理できるものだと考えています(ストレスマネジマント)。
ストレスの大きい仕事だからこそ、自身のストレスと上手に付き合うことが大切です。自身にあった、ストレス対処法をたくさん見つけて、自身のストレスへの予防を心がけてくださいね。