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動物病院におけるオンライン、テレワークでのマネジメントで大切なことは?

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動物病院におけるオンライン、テレワークでのマネジメントで大切なことは?

動物病院におけるオンライン、テレワークでのマネジメントで大切なことは?

2020/04/29

新型コロナウイルスは世界経済のヒトとモノの移動を強制的に止めました。
動物病院においては、エッセンシャルな仕事として、そのような事態においても稼働しています。しかしながら、スタッフの自宅待機や、また女性スタッフを多くかかえる動物病院においては、感染のリスクなど心配は尽きません。

多くの業種では、ネット上での会議やオンラインでの仕事のやり取りなどが導入され、、アフターコロナにおいては、緊急事態宣言が解除された後も、その傾向は続くことが予想されます。

動物病院においても、一部の仕事においてテレワークの導入などを行うことは、働くスタッフにとっては、自身の感染のリスク軽減や、また自宅に居ながら仕事をできるという環境は、今後のダイバーシティ化する働き方においては、柔軟に取り入れるべきだと考えます。

そこで、今回は、テレワークのマネジメントでリーダーに求められることは何かを中心に考えたいと思います。

リーダーに求められるマインド

コロナ危機は、発想の転換ができるチャンス」です。
既に起きてしまった危機に対応するには、マインドセットを切り替えることが必要です。必要な情報を収集し、3か月後、1年、3年とあらゆるシナリオを用意し、それぞれのシナリオに対して準備する「危機対応」が求められます。

直ぐにポジティブにはなれないかもしれませんが、嘆いていても事態が変わるわけではない以上、責任あるリーダーは、いち早くマインドセットを切り替えなければなりません。

今だからこそ改めて、「自分は社会のために何ができるのか」「動物病院として、社会に何ができるのか」を見つめなおし、考える時間を作りましょう。ゆっくり考え、多くのことをリセットできる機会に恵まれたのだとポジティブにとらえること。

いつコロナ危機が終わるのか先は見えませんが、いづれ危機は終わります。そして、また目まぐるしい日常が訪れます。だからこそ今は、大きな視点で、この状況をどう生かすか考えましょう。

 

テレワークにおけるマネジメント

 

コロナ危機を機に、「オンライン会議」「オンラインセミナー」「ネットでの共同作業」など、これまで現場で行ってきた仕事が急速にネットへシフトしています。

これまで現場で一緒に働きマネジメントしていた人たちにとっては、ネットだけのコミュニケーションやマネジメントには不安があります。
既に一部導入されている経営者の方はお気づきだと思いますが、作業の進捗状況や報告の遅れ、すぐに聞くことができない、あれが違う、これができない。慣れない方法が故に、不満や文句も多く出てきているはずです。

しかし、新しいことに取り組むこの機会には、オンラインならではの良さについても考えてみてください。

一部良かった例を挙げてみます。

  • 無駄話がなくなった
  • ネット上では、参加者同士の距離が近く感じられた
  • 普段発言しない人も、発言できるようになった
  • 職場に会議の際に来れなかった人も、自宅で会議に参加できるようになった
  • 移動の無駄な時間が無くなった

先ほど、リーダーのマインドセットについてふれましたが、デメリットを気にするよりも、オンラインならではのメリットを最大限引き出すように運用する、この視点に立って進めていくことが大切で

管理の問題

今迄の動物病院における部下や後輩の指導は、全てといっていいほど現場で行われてきました。後輩の働き方を見ながら、その都度口頭で指導してきたはずです。ところが、オンラインだと、こうしたスタイルでの指導ができません。オンライン上では、常に後輩の監視はできず、離れていると様子もわかりません。

では、どうすればいいのでしょうか?

基本的にはオンラインであってもオフラインであっても、リーダーの果たすべき役割は変わりません。チームで目標を設定し、それぞれの進捗を確かめる。進捗が遅れていることに気付けば、確認して新しい予定や目標を設定する。基本的には、ほぼ同じです。

リーダーとスタッフが何をすべきかお互いに理解していれば、オンラインの方が効率がいいことも多いのです。オンラインの良さは、簡潔に会話ができることです。その利点を、活かしましょう。

オンラインになってどうしていいのかわからないリーダーの方は、「管理とは何か」そこから整理してみましょう。

スタッフの意欲が読み取れない

オンラインで問題になることの一つは、「スタッフの様子がわからずどう対応していいのか困る」というものです。毎日顔を合わせていたのが、会わない状態になれば、相手の様子がわからないのは当然のことです。この問題を解決するのは、会話をする機会・頻度を上げることです。

オンラインでの対話は、リーダー側から意図的にきっかけを作らないと始まりません。雑談でもいいので、話す機会を作りましょう。

その際に大切なことは、話す内容よりも、何のために今から会話をするのか、その目的を最初に相手に伝えることが大切です。

その目的が分からなければ、相手の時間を無駄に使い、やる気をそぐことにもなりかねないので気を付けましょう。これだけ気を付けて、対話を重ねましょう。

働き方の評価は?

現場であれば頑張っている姿を見ることができますが、動物病院におけるオンライン業務は主に事務的なものです。最終的な成果や結果だけしかわかりません。

しかし、最終的な結果のみだけで評価するのではなく、対話を通じて知りえた業務のプロセスも同時に評価するようにしましょう。

まとめ

今回のコロナ危機は、マネージメントに関わる経営者やリーダーにとって大きな転機になるでしょう。スタッフとの信頼関係がない状態で、テレワークの導入に踏み切ると、問題ばかりが露呈し、その関係性は悪化するかもしれません。その一方で、今回のコロナ危機を機会に、スタッフ全員で危機感を共有し、同じ目標に向かって走り出すチャンスでもあるのです。

このような危機に求められるリーダー像は、頼もしく引っ張てくれるリーダーかもしれません。しかし、その背景には、スタッフとの信頼関係がとても重要です。

今回のコロナ危機に関しては、現場で働くスタッフにとっては、働くスタッフ自身、またはそのスタッフの家族など、多かれ少なかれ皆不安の中で働いています。動物病院としては、スタッフに安心して働ける職場環境を提供することで、また新たな働き方を提示することでスタッフとの信頼関係の構築に繋がると考えられます。

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