キャリアコンサルティング導入ポイント
Point
キャリアコンサルティングの導入にあたりポイントになるのは、「従業員のキャリア支援をする目的」です。
「従業員の満足のための福利厚生の一環」で行うのか、「従業員の定着や、生産性高く働いてもらうための経営戦略」なのかによって、キャリアコンサルティングの導入方法は変わります。
経営戦略での導入は、キャリアカウンセリングを実施することで、離職防止、残業削減、従業員のモチベーション向上や管理職スタッフと部下とのコミュニケーションの円滑化など、様々な効果が期待できます。
特に獣医業界では、3年目までの離職率が一般企業と比較した場合、はるかに多いといわれていますので、早期にキャリア研修やキャリアカウンセリングを導入することをお勧めします。
新入社員や若手の社員では、間違った思い込みや相談する先がないまま退職してしまうといったケースが多いのです。離職を防ぐために、キャリアの相談ができる場を繰り返し提供することが重要です。
キャリアカウンセリング
Career Counseling
1人ひとりの悩みへの対応は、キャリアコンサルタントが実施するキャリアカウンセリングが効果的です。
個別対応を行うことで、それぞれの適性に合った能力発揮の環境を整えることが可能になります。
キャリアカウンセリングのメリット
従業員のメンタルケアや離職防止にも効果的です。
キャリアカウンセリングの流れ
- 自己理解;スタッフの適性・能力を把握するとともに、これまでの職業経験を棚卸します。
- 仕事理解;勤務する会社の組織ミッション及び課題、従事する職務を理解します。
- 今後の職業生活設計・目標の明確化;中・長期的な目標を設定し、今後のキャリア形成の方向性を整理します。
- 意思決定した実行の支援及び評価;意思決定したキャリアプランを実行し評価を行う中で、必要があれば設定した目標の修正を行います。
これらの一連の流れが、人生の中で何回か繰り返されキャリアが形成されていきます。
組織でキャリアカウンセリングに取り組まれた場合は、報告書を提出させて頂きます。
キャリアカウンセリングの相談例
将来が不安
今お仕事は向いていないと思う
人間関係に悩んでいる
管理職を目指すべきか、専門性を磨くべきか
結婚と仕事の両立はできるのか
転職
キャリアカウンセリング利用例
目的:スタッフが自らのキャリアを主体的に考える機会を提供
対象者:キャリアカウンセリング希望者、会社からの要請
カウンセリング内容:キャリアや仕事をしていく上での悩みなど、相談者が設定
実施タイミング:
1.半年に1回、45分のキャリアカウンセリング(対面もしくはオンライン)+必要に応じてフォローアップ
2.時期を問わず、相談したい場合に随時カウンセリング(対面もしくはオンライン)
カウンセリングにより得られるもの
・自分のキャリアについて自信が持てる
・ミニワークなどを通じて、自分のキャリアの振り返りができる